敏感っ子の長女に「間違えても失敗してもいい」ということを教えてくれた本。~小児科医ママの日記~

「失敗するのが怖い」敏感っ子の長女。
保育園の制作には苦手さを感じているようで、
取り組まなかったり、取り組んでも嫌々だったり・・・というのが
2歳前からみられていました。

うまくいかなくてもいいんだ、ということを自然と伝えたくて
私と夫は、普段の生活の中で、
お互いのちょっとした失敗を「失敗しちゃったよー」なんてあえて相談して、
パパやママも失敗はするけど、それを聞いた人は、別に失敗した事を否定しないんだ、
という事を背中で伝えようとしてみたり、
次にうまくいったことを話題にしたりと、工夫してきました。

娘は「パパも失敗するの?」なんて聞きますが、
だからといって、苦手さを感じたときに取り組む事を避けようとする事は変わりませんでした。




そんな彼女が、「間違えてもいいの?!」と目を輝かせた本があります。

『教室はまちがうところだ』

小中学校の先生である蒔田晋治先生が書かれた詩を絵本にしたもので、
私はこの絵本の存在を、発表するのが怖かった小学生の患者さんから教えてもらいました。
その子は、この絵本と出会ってから、挙手できるようになり、間違えても心配しなくなって、
発表が楽しくなったそうです。
間違えてもいいんだ、間違えることで、学びは始まるんだ、ということが、
子どもの心にしっかり届く絵本だなと思います。
娘は幼稚園生なので、ピンとこないところもあったようですが、
間違えてもいい、というメッセージはしっかり受け止めてくれたようです。




小学校入学前のお子さんに、特にお勧めしたい絵本です。
クラスのみんながこの本を読んでくれていたら、
「みんなも間違えていいって思ってる」と、不安の強い子も安心しやすいでしょう。
うちの娘が小学生になるとき、先生がみんなに読んでくれたらいいなぁ・・・

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